駿河湾を一望し、北西には雄大な富士山、晴天の日には西に遠く伊豆半島も見ることができる静岡市清水区の日本平(にほんだいら)。社会保険桜ヶ丘総合病院はその麓に位置する一般病床199床の病院です。

  入院では主に急性期の患者様をお預かりしており、地元の開業医とも連携し、御紹介頂いた患者様は100%お返しするよう努めています。外来部門では内科をはじめとする8診療科目で、甲状腺外来といった特殊外来を含め、地域の皆様をはじめ県外の方々も足を運んでいただけるまでになりました。
  私自身も内科の診療を担当しており、日に様々な患者様と向き合い、時にはアットホームな会話についつい診察が遅れてしまうこともしばしばです。

  それから、"メタボ"というフレーズが国民に浸透している昨今でありますが、生活習慣病の予防という点においても当院では健康管理センターを併設しており、センター内での健診はもちろんのこと、1日に3台の健診バスが西に東に出張健診を行い、受診結果から保健師がその方にあった健康指導を行い、皆様の健康保持・増進のお手伝いをさせて頂いております。

  私の紹介ではまだまだ伝えきれない病院の特徴ではありますが、スタッフ一同、質の高い医療を患者様に提供すべく、日夜努力しています。そして、その根幹にあるのは当院の理念でもある"地域医療に貢献する"という言葉です。
  "たらい回し"や"医師不足"などのフレーズが毎日ニュースや新聞で飛び交う中、医療を取巻く現状は暗く、深刻なのが現実です。そんな中でも、私たちは地域の為にできること、患者様の事にできることを第一に考え、その時点で出来る最大限の努力を行っています。現在、清水区における二次救急医療は月のほとんどを近隣の基幹病院と協力して行い、夜間においても安心できる医療を提供するというのは正にその一部分だと感じております。

  それから、私はここに勤める職員の健康も大事な事と常に考えています。医師や看護師が疲れきった表情では患者様の病気も良くなるものも良くなりません。
  スタッフが健康で笑顔ならば良い医療につながります。医療を受けられる患者様から「ありがとう」という言葉を頂ければ、それは私たちにとってこれ以上ない喜びであり、働く原動力になります。

  地域の人々に愛され、さらにそこに勤務するスタッフにも愛されるような病院づくりを信念として。そして、これからも患者様の痛みを共有し、「この病院に来て良かった」と言われる病院づくりに、医師として、院長として尽力していきたいと思います。



   島 田 孝 夫 (しまだ たかお)
   東京慈恵会医科大学  昭和50年卒
   平成8年 社会保険桜ヶ丘総合病院院長として就任